【小料理いとう家】今どきな老舗 

昼間は人通りも多くにぎやかな中町通り。日が沈むとぽつぽつと飲み処が暖簾を出し始め昼間とは違った落ち着いた雰囲気になる。そんな中町の中ほどにあるのが「小料理いとう家」。

「おでん」と書かれた赤い大きな提灯が入り口を照らす。ちょっと小粋な感じだが、入り口にはたくさんの英語表記。何だかミスマッチな光景に興味をそそられ中に入ってみた。

中には8人ほどが座れるカウンターが一つ。着物を着た女性がきびきびと動き回っている。店内では外国のお客さんが二組ほど楽しそうに飲んでいて女将さんは流ちょうな英語で対応している。ちょっと珍しい雰囲気だ。やはり外国のお客さんばかりかと思っていると、カウンターの奥には年配の日本人男性が一人飲んでいる。ちょっと寂しそうだったので近くに座ってみた。女将さんも忙しそうでなかなかその男性客をかまっていられないようだが、様子からして常連さんである。

「地元の方ですか?」という女将さんの一言がきっかけでその男性客と話すことになったが、このお客さんはもう16年もいとう家に通っている人だった。スキーを始めたことがきっかけで松本へ移住してきた人だ。いとう家はかれこれ18年ほどこの中町で営業している。一緒に飲みに来ていた仲間も減り町の様子もすっかり変わってきたが、いとう家は変わらずこの常連さんの心の拠所になっている。

いとう家の看板メニューはおでん。味のしみた練り物や具だくさんのがんもどき「四柱神社」はおすすめ。増える海外ゲストさんをもてなそうという女将さんの心意気と馴染みのお客さんに対する心配りが感じられるやさしいおでん。ぜひご賞味あれ。

いとう家

松本市中央2-10-16

0263-32-3826

月曜定休

火~土 17:30~23:00

日   17:30~22:00

https://www.facebook.com/pg/itoya.k.2003/about/?ref=page_internal

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